確定申告で医療費控除と不動産収入を同時に申告する手順【サラリーマン大家の節税術】

「不動産収入と医療費控除を同時に申告するにはどうすればいい?」「サラリーマンでも確定申告は必要?」
不動産投資を始めると、毎年確定申告が必要になります。この記事では医療費控除と不動産収入を同時に申告する具体的な手順を解説します。

サラリーマン大家に確定申告が必要な理由

会社員は通常、年末調整で税務手続きが完結します。しかし以下のケースでは、別途確定申告が必要になります。

ケース 確定申告の要否
不動産収入が年間20万円超 必要
医療費が年間10万円超(または所得の5%超) 任意(還付のため)
iDeCoを利用している 必要(初年度のみ・2年目以降は年末調整で可)
副業収入が年間20万円超 必要

不動産収入がある場合、確定申告は「義務」です。申告しないと加算税・延滞税が発生する可能性があります。一方で、適切に申告すれば経費を計上して節税できます。

医療費控除とは

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、超えた分を所得から差し引ける制度です。

項目 内容
控除の計算式 (実際に支払った医療費 − 保険金等)− 10万円
対象となる医療費 病院・歯科・薬局・介護費用など
対象外 健康診断・予防接種・美容目的の治療
対象者 本人・生計を共にする家族分も合算可

家族全員の医療費を合算できます。共働き夫婦の場合、所得の高い方の確定申告にまとめて申告することで節税効果が最大化されます。

不動産収入の申告方法

不動産収入は「不動産所得」として申告します。不動産所得は「収入 − 必要経費」で計算します。経費をしっかり計上することで課税所得を減らせます。

経費として計上できるもの

経費の種類 具体例 注意点
ローン利息 住宅ローンの利息部分 元本返済は経費不可
管理費・修繕積立金 マンション管理費 全額経費可
減価償却費 建物の取得費を耐用年数で割った額 節税効果が大きい
管理委託費 賃貸管理会社への手数料 家賃の5〜10%程度
損害保険料 火災保険・地震保険 全額または一部経費可
税金 固定資産税・都市計画税 全額経費可

両方を同時に申告する手順

準備するもの

書類 入手先
源泉徴収票 勤務先から1月末までに交付
医療費の領収書 病院・薬局で受け取り保管
不動産の収支記録 家賃収入・経費を自分で記録
ローン残高証明書 金融機関から送付される
固定資産税通知書 市区町村から送付される
iDeCoの掛金払込証明書 証券会社から10月頃送付

申告手順

国税庁の「e-Tax(電子申告)」を使えばスマートフォンやPCから確定申告ができます。

ステップ 内容
国税庁「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
「給与所得・退職所得がある方」を選択
源泉徴収票の内容を入力
不動産所得の収入・経費を入力
医療費控除の金額を入力
iDeCoの掛金を入力
内容確認・送信(e-Tax)または印刷・郵送

確定申告を初めて自分でやったときは「こんなに複雑なのか」と思いましたが、2年目からは慣れてスムーズにできるようになりました。医療費控除・不動産所得・iDeCo控除を合わせると、毎年15〜20万円以上の還付を受けています。これは「確定申告をやらない人」との大きな差です。

実体験:確定申告で戻ってきた金額

私の昨年の確定申告の内訳です。不動産経費(減価償却・管理費・ローン利息等)で約40万円、iDeCo控除で約27万円、医療費控除で約8万円、合計約75万円の控除が適用されました。還付額は約15万円。確定申告をしなければ、この15万円は国に持っていかれていました。

サラリーマンでも確定申告をすることで、毎年数万円〜数十万円の還付を受けられます。「面倒だから」と放置するのは、お金を捨てているのと同じです。

使えるツール・サービス

ツール 特徴 費用
e-Tax(国税庁) 無料・スマホ対応・マイナンバーカードで完結 無料
freee確定申告 画面が見やすい・自動仕訳機能あり 月980円〜
マネーフォワード クラウド 銀行口座連携・自動入力 月800円〜

初めての確定申告には「freee確定申告」がおすすめです。質問に答えていくだけで申告書が完成するため、税務知識がなくても安心して使えます。

まとめ

📌 この記事のまとめ

  • 不動産収入が年間20万円超なら確定申告は義務
  • 医療費控除・不動産経費・iDeCo控除を合わせることで節税効果が最大化
  • 減価償却費は特に節税効果が大きい経費
  • e-TaxかfreeeでスマホからOK・初めてでも1〜2時間で完了
  • 確定申告は「面倒な義務」ではなく「お金が戻ってくる権利」

確定申告を「面倒な作業」と思っていた頃の私へ。それは毎年数十万円を捨てていたのと同じことでした。正しく申告すれば、税金はあなたの味方になります。今年の確定申告から、フル活用しましょう。


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この記事を書いた人

白衣のポートフォリオ|臨床工学技士×外資系医療機器メーカー勤務

  • 臨床工学技士(国家資格)として集中治療・循環器領域に10年以上従事
  • 国内医療機器メーカー→外資系医療機器メーカーへ転職(年収30%以上アップ)
  • 投資歴7年以上:iDeCo・新NISA・日本株(医療・製薬セクター)・不動産投資を実践
  • 英検準1級 / TOEIC 720点。外資系で実務英語を日常使用中

📝 Noteでも発信中:白衣のポートフォリオ

確定申告でよく間違えるポイント

医療費控除と不動産収入を同時に申告する場合、つまずきやすいポイントが3つあります。医療費控除の対象判断(市販薬・美容目的は対象外)、不動産収入の必要経費の計上もれ(減価償却・管理費・ローン利息は経費計上可)、住民税の徴収方法の選択(普通徴収で副業バレを防ぐ)です。私の初年度は医療費控除と不動産経費の計上を合わせて合計約15万円の節税効果がありました。e-Taxを使えば自宅から完結、マイナンバーカードがあれば添付書類の郵送も不要です。

確定申告は最初こそ手間がかかりますが、慣れれば毎年2〜3時間で完結します。節税効果を考えれば十分に取り組む価値があります。

本記事が、読者の皆様の資産形成・キャリア設計の一助となれば幸いです。具体的なご質問はお問い合わせページよりお気軽にどうぞ。

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