不動産投資ローンと住宅ローンを両立できるか?年収別シミュレーション【医療系サラリーマン向け】

「住宅ローンがあると不動産投資ローンは組めない?」「どちらを先に借りるべき?」
医療機器業界で働く30代が実体験をもとに、不動産投資ローンと住宅ローンの両立について解説します。

2つのローンの違い

項目 住宅ローン 不動産投資ローン
目的 自己居住用物件の購入 収益物件の購入
金利(目安) 0.3〜1.5% 1.5〜4.0%
返済原資 給与収入 家賃収入+給与収入
審査の厳しさ 比較的通りやすい やや厳しい
借入限度額 年収の7〜8倍 物件価格の8〜9割

住宅ローンは金利が低く条件が良い一方、自己居住が前提のため賃貸に出すことはできません。不動産投資ローンは金利が高い分、家賃収入で返済できるという特徴があります。

借りる順番が重要

不動産投資ローンと住宅ローンの両立を考えるとき、「どちらを先に借りるか」が非常に重要です。

パターン メリット デメリット
住宅ローン→投資ローン 住宅ローンは条件が良い段階で確保できる 投資ローン審査で住宅ローンの残債が影響する
投資ローン→住宅ローン 投資を早く始められる 後の住宅ローン審査で不動産収入がプラス評価になる場合も

一般的には「住宅ローンを先に組む」方が有利とされています。住宅ローンは金利が低く、後から投資ローンを組む際に不動産収入をプラス評価してもらえる場合もあるためです。

年収別返済シミュレーション

年収800万円の場合(私のモデルケース)

ローン種別 借入額 金利 月返済額 備考
住宅ローン 4,000万円 0.5% 約7.3万円 35年返済
不動産投資ローン 2,200万円 1.8% 約7.0万円 30年返済・家賃収入で相殺
合計返済額 約14.3万円 家賃収入約8万円あり
実質負担額 約6.3万円 手取りの約10%

私の実際のローン状況は、不動産投資ローン(都内ワンルーム)のみです。家賃収入でローン返済の大半をカバーしており、手出しは月数千円〜1万円程度です。将来的に住宅購入を検討する際は、不動産収入をプラス評価してもらえると金融機関から聞いています。

金融機関が見るポイント

2つのローンを同時に持つ場合、金融機関は「総返済負担率」を重視します。

総返済負担率の目安:年収の35〜40%以内に収めること。年収800万円なら年間280〜320万円、月23〜27万円が上限の目安です。住宅ローン+投資ローンの合計返済額がこの範囲内であれば審査が通りやすくなります。

年収 返済上限(35%) 月換算
600万円 年210万円 月17.5万円
800万円 年280万円 月23.3万円
1000万円 年350万円 月29.2万円

注意点

不動産投資ローンは住宅ローンより審査が厳しい

不動産投資ローンは「物件の収益性」も審査対象になります。利回りが低い物件や空室リスクが高いエリアの物件は、審査が厳しくなります。

金利上昇リスクに備える

変動金利でローンを組む場合、将来の金利上昇で返済額が増える可能性があります。現在の低金利が続くとは限らないため、金利が1〜2%上昇しても家計が破綻しない計画を立てましょう。

空室時のキャッシュフロー計算

不動産投資ローンの返済原資は家賃収入です。空室が続くと給与から補填が必要になります。3〜6ヶ月の空室でも耐えられる緊急資金を用意しておきましょう。

まとめ

📌 この記事のまとめ

  • 住宅ローンと不動産投資ローンの両立は年収800万円以上なら十分可能
  • 一般的には「住宅ローンを先に借りる」方が有利
  • 総返済負担率を年収の35%以内に収めることが審査通過の目安
  • 家賃収入で投資ローンの大半をカバーできれば、実質負担は少ない
  • 金利上昇・空室リスクに備えた緊急資金の確保が必須

「ローンを2本抱えるのが怖い」という気持ちはよくわかります。しかし正しくシミュレーションすれば、実質的な負担は想像より小さいことがわかります。まず自分の年収と返済上限を計算してみましょう。


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この記事を書いた人

白衣のポートフォリオ|臨床工学技士×外資系医療機器メーカー勤務

  • 臨床工学技士(国家資格)として集中治療・循環器領域に10年以上従事
  • 国内医療機器メーカー→外資系医療機器メーカーへ転職(年収30%以上アップ)
  • 投資歴7年以上:iDeCo・新NISA・日本株(医療・製薬セクター)・不動産投資を実践
  • 英検準1級 / TOEIC 720点。外資系で実務英語を日常使用中

📝 Noteでも発信中:白衣のポートフォリオ

実際に両立した私のケーススタディ

私は外資系医療機器メーカーに転職後、都内ワンルームマンションへの不動産投資ローンを組みました。一般的に住宅ローン→投資ローンの順番が有利です。住宅ローンは居住用のため金利が低く審査も通りやすい。投資ローンを先に組むと返済額が負債として住宅ローンの審査に影響し、借入可能額が下がるケースがあります。医療職は国家資格保有者として安定した職業と評価されるため、融資審査は比較的スムーズでした。よくある失敗は投資ローン先行で住宅ローンが通らなくなること・頭金ゼロ購入でキャッシュフローがマイナスになること・金利上昇リスクの考慮不足の3点です。

まとめ:医療職が不動産投資を始める前に確認すべきこと

  • 住宅購入の予定がある場合は、住宅ローンを先に組む
  • 投資ローンは自己資金(頭金)を物件価格の10〜20%以上用意してから
  • 医療職の属性(国家資格・雇用安定性)は金融機関から高く評価される
  • 変動金利を選ぶ場合は、金利上昇時の返済増加分を想定した余裕資金を確保する
  • 管理会社の選定は空室率・対応スピードを重視する

不動産投資は「安定した職業+計画的な資金管理」があれば、医療職に特に向いている資産形成手段です。焦らず、基礎知識をしっかり身につけてから始めることをおすすめします。

医療職が不動産投資で成功するためには、まず「自分の信用力を正しく理解すること」が出発点です。国家資格・安定した雇用・収入の継続性という三拍子が揃った医療職は、金融機関にとって理想的な融資先です。この強みを活かして、計画的に資産形成を進めていきましょう。

医療職が不動産投資で成功するためには、まず自分の信用力を正しく理解することが出発点です。国家資格・安定した雇用という強みを活かして計画的に資産形成を進めていきましょう。

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